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医院ブログ

新年度が始まりましたね

ご無沙汰しております、龍生デンタルオフィスです。

4月になり新生活をはじめられた方々、おめでとうございます。

以前は入学式のころに桜が満開というイメージがありましたが、最近は桜が散る中で行われるのが普通になってきましたね。

当院にあります桜は現在満開を迎えております。(といっても4輪ほどですが…)

桜がピークを越えて、最近は大分暖かくなってまいりましたね。

暖かくなってくるとうれしい反面、花粉症で困られる方も多いのではないのでしょうか。

今年は例年よりもたくさん飛散するとの予報が出ておりましたね。

ということで、今回は花粉症についてお話していきたいと思います。

そもそも、なぜ花粉症になるのでしょうか…

花粉症の症状はアレルギーが原因となります。
長い間大量に花粉を吸い込むことによって、アレルゲンを攻撃する武器であるIgE抗体が次第に蓄積されます。
体内のIgE抗体の量が増えると、「感作(かんさ)」といって特定のアレルゲンに対してIgE抗体が過敏に反応してしまう状態になることがあります。
花粉に対して「感作」が起きているときに、再び花粉が侵入してIgE抗体と結合すると、アレルギー症状の原因となる化学物質が放出され、くしゃみや鼻水、鼻づまりなどの花粉症の症状が引き起こされるのです。
(日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー学会:アレルギー性鼻炎ガイド 2021年版,p6,ライフ・サイエンス,2021)

では一体、アレルギーとはなんなのか?

アレルギーとは、人間を細菌やウイルスなどの体に害を与える外敵から守る「免疫(めんえき)」というシステムに異常が起こり、さまざまな症状があらわれた状態のことです。
免疫が正常に働いているときは、細菌やウイルス、寄生虫などの体に害のあるものが体内に入ってくると、免疫細胞がそれらを攻撃して、体から排除しようとします。
すると体内で「炎症」という反応が起こり、熱が出たり痛みやかゆみを感じたりします。風邪やインフルエンザにかかったときに熱が出るのも、免疫の働きにより体内で炎症が起こっているためです。
ところが、体にとって無害なはずの物質に対しても免疫細胞が攻撃してしまうことがあります。これがアレルギー反応です。
花粉症は、本来は無害である花粉を外敵とみなして免疫反応が働いてしまい、鼻や目などで炎症が起こっている状態なのです。

歯科に関連するアレルギーだと、薬剤アレルギーや金属アレルギーなどもありますね。

アレルギーや花粉症をお持ちの方にお願いがございます。

近年アレルギーの治療法で「舌下免疫療法」という長期間お薬を服用する治療方法が少しずつ広がってきています。

アレルギーが改善するのは大変患者様にとってうれしいことではあると思いますが、治療の状態によっては歯科治療が困難になることもございますので、もし服用されている場合は受診時に一言お教えくださいますよう、お願いもうしあげます。

龍生デンタルオフィス